須磨区歯科医師会

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会長あいさつ

須磨区歯科医師会ホームページをご覧いただきありがとうございます。

須磨区歯科医師会 会長 武貞至浩 歯科医師会とは「歯科保健活動」を行うために組織された歯科医師が主体となる団体で、大きくは日本歯科医師会、兵庫県歯科医師会、神戸市歯科医師会とそれぞれ行政と連携し様々な活動をしております。
 その中で須磨区歯科医師会は、須磨区民の皆さまに一番近い部分で活動をする歯科医師会として須磨区内の開業73医療機関で(88名の歯科医師)構成される学術団体です。
 そしてその主な活動としていわゆる普段、各歯科医院で行われる治療のスキルアップのための会員研修を行っていることは申すまでもなく、地域の皆さまの「歯とお口の健康を守るため」の様々な「歯科保健活動」も行っております。
 「歯科保健活動」とは地域の方々の歯、お口、そして全身の健康増進に努める活動事業です。

歯科保健活動

 歯とお口の健康が全身の健康に深く関わっていることを示すデータは、近年数多く報告されています。進行した歯周病は糖尿病を悪化させるとともに、心疾患や脳血管障害などの全身的疾患とも密接な関係があります。よく噛めない人は、認知症になるリスクが大きいことも明らかになっています。
 また医療費と歯の残存本数に関する調査では、「歯の残存本数が多い高齢者ほど医科の医療費が少ない」という結果が出ており、歯を失わないことが健康な老後と関連しているものと考えられます。さらに、歯科医療は健康寿命の延伸にも大きく関わっております。食事をすることは、単なる栄養摂取だけでなく、おいしく食べることは人生を豊かにする幸せです。
 いつまでも自分の口で食事をしていただく事は、私ども歯科医師の務めであり願いでもあります。

新型コロナ(COVID-19)について

 令和2年の新型コロナ拡大当初、一部のマスコミからの「歯科診療は感染リスクが高い」旨の誤報道があり、歯科受診の自粛を促すようなこともありました。しかしながら多くの歯科医療機関では感染の標準予防策の励行に努めており、明確な患者さんと医療従事者間の感染例は報告されていません。
 高齢者、有病者においては口腔ケアを中断する事により口腔衛生状態が悪化し、誤嚥性肺炎の発症リスクが高まります。ムシ歯や歯周病の患者さんにおいても診療の中断により全身的に深刻な悪影響を及ぼす危険性が増します。
 歯科医師会では歯科治療の自粛、中断による全身的なリスクを考慮した上、治療継続の必要性を訴え、令和2年6月19日厚労省からの文書において歯科診療の重要性を認識して、継続した診療提供に関する事柄が記載されております。区民、市民の皆さまも歯科診療を自粛する前に是非ともかかりつけの歯科医にご相談いただければ幸いです。
 須磨区歯科医師会におきましても会員診療所の感染予防に積極的に取り組んでおり「安心、安全な歯科医療」に務めております。歯やお口の健康でお困りの場合は、かかりつけの須磨区歯科医師会会員診療所にご相談ください。

須磨区歯科医師会 会長 武貞 至浩

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